「トップリーグのマンオブザマッチって誰が決めているんですか?」という質問を頂きました。
人によっては「どうせトライ取った人でしょ!」「有名な外国人選手がほとんどとるんじゃないの?」というイメージも無きにしも非ずですが、確かにあまり細かく考えた事がなく、漠然と「試合会場のエリアのラグビー協会の人」「主催者?」と思っていたので、調べてみました。
マンオブザマッチの選出
トップリーグの公式サイトを検索していくとリーグ戦全試合で「マン・オブ・ザ・マッチ」表彰制度を導入(2008.9.2)という協会リリースを発見しました。
【選考方法】(TL2008-09)
・各試合の「マッチコミッショナー」が、当該試合の勝利チームより、最も活躍した選手1名を選出する。
(➡勝利チーム✖ 敗戦チームからもあり)
・引き分けの場合は選出なし。
(➡選出される)
元記事の情報はトップリーグ2008-09なのでこの後多少の変更があり、現在は、引き分けの試合でも選出されますし、負けたチームからでも選出はあります。➡「マン・オブ・ザ・マッチ」選出基準の変更について(2013.8.26)
しかし、選出者については新たなリリースが出ていない所を見ると選出する人はマッチコミッショナーで変更がないと考えられます。
マッチコミッショナーとは?
コミッショナーとは「プロスポーツなどの統括組織における最高責任者」として使用される事が多い役職です。
「ラグビートップリーグ規約 Ⅱ.組織 第4節 運営 第55条 マッチコミッショナー」の項目によると、
1.マッチコミッショナーは、開催地協会にて選出し、エリアコミッショナーが承認し試合に派遣される。
という事なので、例えばクボタスピアーズのホストスタジアムである江戸川区陸上競技場で試合を行う場合は、開催地協会➡東京都協会が選出し、エリアコミッショナー➡関東協会?トップリーグ?が承認して派遣をされるという事なのだろうと思います。
(※正確な情報は持っていない為、あくまで推測です)
トップリーグ20-21第5節クボタスピアーズvs三菱重工相模原ダイナボアーズの試合は、クボタ9.井上大介選手がMOMに選出されましたが、これは公式試合記録によると春日さんという方が決定したという事になります。
全ての試合を見ているわけではないですが、もしかしたらコミッショナーの好みで選ばれやすいポジション等もあるかもしれませんね!
マニアックな方はチェックしてみて下さい!
今年の各試合のMOM
トップリーグの公式サイトでは各試合のマンオブザマッチが閲覧できます。
「マン・オブ・ザ・マッチ」受賞選手一覧(2021)
≪追記≫TL20-21 Rd6までの受賞者ポジション
調べてくれた方がいたので追記で表を作りました。
第6節までの受賞者のべ47人(8試合×6節-中止1試合)の選手のポジションはこちらです。
※第3節でパナソニックワイルドナイツ18.ヴァルアサエル愛選手が受賞していますが、3番で計上しています。
予想通り10番は強いですね!
1番は0とは言え、3番が2人いるのでプロップとしては受賞していますが、残念ながらロックは2人合わせても0…。
残り1節+プレーオフでMOMを獲得するロックは現れるのか?!
こちらも注目です!
これは中々悲しい結果…
どのチームもロックは結構目立っているような気がしますが…
やはり10番は強いですね! https://t.co/4BhGie5Ou0
— 今野 達朗 KONNO TATSURO / ラグビー選手 (@KonnoTatsuro) April 5, 2021
今までの質問シリーズ
◆ラインアウトモールの疑問 / 核となるジャンパーは何で後ろ向きなの?
◆ロック4番、5番の違い
◆ラグビー選手の体重管理 / 増量・減量・維持?
以上
ありがとうございました。
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