【BYE WEEK】試合がない週の過ごし方。次の試合に向けた準備は変わるの?

ラグビーリーグワン クボタスピアーズ船橋東京ベイ アシスタントコーチの今野です。
下記の質問を頂いたので、回答します。

バイウィークを挟んだりして試合の間隔が空いた時は、次の試合にフォーカスしたチーム練習は何日前から組まれることが多いのでしょうか?
連戦の時以上に時間をかけて準備するという事はあるんですか?

※Bye Week = 試合が入らない週の事

※選手時代に書いたものに加筆しています

1.試合に向けたチームのルーティンは変わらない

結論から言いますと「チームのルーティンは変わりませんので、試合に対してのチームとしての準備はいつも通りその週の頭から行われます。」

土曜日が試合だとすると、大体下記の通りです。
日曜日の試合であれば1日ずつ後ろにずれます。

月 半日 今週やる事を確認する日
火 終日 前日に確認した事を踏まえて結構激し目にやる日
水 オフ 各自
木 終日 火曜よりは強度は低いが、全体のスピード・テンポを上げて行う
金 半日 メンバー:キャプテンズランで最終チェック/ボルツ:別メニュートレーニング

※前日から試合日までの過ごし方はコチラ「ラグビー トップリーグチームの試合日のスケジュール

2.じゃあBYE WEEKは何してるの?

そうなってくるとBye Weekは何やってるの?という疑問が出ますよね。

状況によりますが、完全にOFFにする事もあれば、練習をする事もあります。

全体練習をする場合はレビューをして出た課題に対していつもより多めに時間を取って確認したり、基礎的な練習に時間を割いたりします。

対戦相手の事を考えるのではなく「自分達にフォーカス」してやるべき事を積み重ねるイメージです。

また、普段試合の出場機会の少ない選手の為の練習試合を組む事もあります。
その試合は平日に組まれる事が多いので、場合によってはその試合に出るメンバーと、続けて公式戦に出ていたメンバーは完全に別メニューで過ごすという事もあります。

3.それぞれが必要な準備を行う

チームとしての準備のルーティーンは変更はありませんが、各選手がそれぞれ準備をする時間はいつもよりもあるので、各自が判断して準備を行っています。

痛めている所がある選手は入念にケアをしますし、ゲームタイムが足りないと感じている選手は指示されなくても走ったりバイクを漕いだりします。

また、相手チームの過去の試合を細かくチェックして、選手同士で話をしたりと使い方は様々です。

4.オフの時間を一緒に過ごすのも大切

Bye Weekは少しオフの日を入れる事も多いです。

休日も外にいる事が多いので家族と過ごしたいですが、チームメイトとオフフィールドで過ごす時間もとても大切です。

以前まではBBQをしたり、ご飯や飲みに行ったりしていましたがコロナ禍を経て全くなくなり、特に年齢が離れた選手とはオフフィールドでの接点が減ってしまっています。

そんな中、昨年からチーム内ではゴルフを始めた選手も多く、流れに乗って私も何度か行くようになりました。
別に現地でラグビーの話をたくさんする訳ではないですが、チームのコネクト(一体感)を作るのに役立っていますね。

自分達が安心できる環境を作っていく事も、広く準備と言う面では大切だと思います。


⇧外国人選手とも一緒に行きます

まとめ

・間隔が空いても準備のルーティーンは変わらない。
・自分達にフォーカスした練習を行う。
・選手各自が考えて必要な事を行う。
・オフのFUN TIMEとしても重要。

 

過去の質問シリーズはこちらから読めます。

 

今回は以上です。

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