クボタスピアーズ注目選手 vs神戸製鋼 / ラグビーTL20-21 PO準々決勝

2021年5月9日(日) vs神戸製鋼コベルコスティーラーズ 12:45K.O @エコパスタジアム

さて、やってきました。Bye Weekを挟んで待ちに待った準々決勝です。

対戦相手の神戸製鋼は最近は毎年練習試合をしていますが、公式戦では2019年のトップリーグカップ決勝以来、トップリーグでは久しぶりの対戦となります。

最後にトップリーグで勝ったのは、2016-17年シーズンの第14節で1月の寒さ&雨の中での一戦でした。

思い出ネタをもう一つ。
今回の会場のエコパスタジアムでスピアーズが試合をするのは初めてですが、私は会場に行くのは2回目です。
初めて訪れたのは2003年の静岡国体の開会式でした。
ものすごい人数で、天皇・皇后両陛下も来られていて当時高校2年生の私には結構なインパクトでしたね。
因みに成績は7位と、残念な結果でした。
それ以来の久々のエコパなので楽しみです。

今週のメンバー

2回戦のヤマハ戦と同じメンバーでの戦いとなります。
先週練習試合をして随所に良いプレーを見せたBoltsからは惜しくも入るメンバーがいませんでしたが、それだけ盤石なメンバーということですね。

しかし、出場メンバーが固定されているという事は、ブログを書く視点で見ると中々厳しいです…。
既にほぼ全員一度は書いており、次誰にしようかな?というのが決めづらいので、今回は今までと少し路線を変更してここまでの両チームのスタッツを基に注目ポイント&選手を書いていきます

スタッツから見る注目ポイント&選手

トップリーグ公式サイトで見られるスタッツ(※対象はリーグ戦の7試合です)を基に、注目ポイントと選手を挙げていきます。
上述の通り選手紹介は一通りしたので、今回はあまり書きません…。

スタッツに関しては、そもそも別のカンファレンスで対戦相手も違うので単純な比較はできませんが、プレースタイルという面では頭に入れておくと楽しいかもしれません。

◎攻撃

攻撃の面では、パスの回数に注目しました。
イメージ通り、神戸製鋼はパスの回数が多く、スピアーズよりも1試合当たり30回程多いというデータが出ています。

その中でも特に気になる部分はオフロードパスの回数です。
スピアーズとしては、タックルされても完全にボールを殺し切るまでは油断はできません。
この辺りを潰す事が神戸製鋼の良い部分を出させないという事になります。

とは言え、比較をしたら少なく見えますが全体で言うとスピアーズのパスの回数も少ない訳ではありません。
お互いボールをよく動かす楽しい試合になると良いですね。

2日前の時点では、良い天気の予報ですが、夏日かもしれないという事で、想像以上の汗で今までよりも少しミスが増えるかもしれません。簡単なハンドリングエラーを少なくできるかも注目ポイントです。

 

◆攻撃の注目選手

13.テアウパ・シオネ

開幕からずっと出場していてセンターでは一番長い時間出てるのに、実はたつログ初登場(笑)

パスの回数が少ないという事は、パスを貰った選手がしっかり当たりに行って前に出ているとも言えます。
そこで、注目したいのはポーリーことテアウパ・シオネ選手です。

ポーリーはボールを持てばいつも前に出てくれますね。
すごいパワーだけど、パワーだけに頼るのではなく、状況に応じて結構柔らかいランニングも見せてくれます。

激しくガンガンいくプレーを見ていたら信じられないかもしれませんが、オフフィールドでは今まで会ったトンガ人で一番シャイかもしれません。
入団して最初の方は声をかけられたら喋るけど、いつも同じメンバーとしか話していない印象でした。
今まで会ったほとんどのトンガ人は明るい選手が多かったので少し驚きましたね。

本人もよくインスタに載せていますが、子どもが生まれてデレデレのパパポーリーが爆発してくれる事を期待しましょう。

 

◎キック

キックの回数はスピアーズが多くなっています。
どの試合でもインプレーのキックを多く使いエリアを稼いだり、空いているスペースにボールを運んでいますね。

PGの回数もスピアーズが上回っており、狙える所は狙っていくという姿勢が見えます。
成功率に関しても、コンバージョン&PGのトータルで上回っており、トーナメントという1点でも上回れば良いという試合においてはキックは重要な要素となっていきます。

◆キックの注目選手

10.バーナード・フォーリー

キックが重要となるとこの人がキーマンです。
まぁ常にそうなんですけどね…(笑)

蹴って良し走って良し放っても良しなので、特別言う事もないのですが、冷静なゲームマネージメントで勝利に導いて欲しいです。

バックスリー11.14.15の3人
キックのDFの面で言うと、この3人が重要です。
インプレーのキックで注意しないといけないポイントはコンテストキック(競り合うようなキック)です。

神戸製鋼は、10番周辺からサイドラインのキャッチが強い選手に向けてコンテストキックを蹴ってくる事がちょくちょくあります。

ここを簡単にキャッチさせてしまうと厳しい展開になってしまうでしょう。

前回のヤマハ戦では15.スリュンが素晴らしいキャッチを随所に見せていました。
「最もハイボールキャッチが上手い」と称される島田選手とのコソ練が活きているので、今回もスリュンを筆頭にバックスリーの3人には注目です。

◎守備

守備に関していうと、タックル成功率が少し差がありますね。
タックルは1試合の回数が多いので5%の差は、結構大きいです。
ここを整備できるかどうかで展開が大きく変わってきますね。

◆守備の注目選手

全員
守備と広くしてしまうと中々個別での選出は難しいので全員にしました。
タックルと言うのはただ1対1が続いている訳ではなく、全員が自分の役割を全うしてチームのシステムを遂行する事によって成功率も上がります。
守備は一人でどうこうすると言うよりもまずはイレギュラーな穴を作らないという事が重要なので、全員のハードワークが求められます。
⇩写真のようにしっかりとワンラインになってプレッシャーをかけてターンオーバーを狙って欲しいですね。

◎セットプレー

こちらはスピアーズの強みとして自信を持っている部分ですが、スタッツ上はほとんど差がありません。
ラインアウトの成功率で多少の差がありますが、ミスの本数で考えるとクボタ1.1本/試合、神戸1.7本/試合なので、そこまで大きな差ではありません。

お互いがミスが少ない中で、どれだけプレッシャーをかけて良いボールの供給を乱せるかが重要になってきます。

◆ラインアウトの注目選手

5.ルアン・ボタ
やはりルアンかなと思います。
攻撃では、見ての通り大きいのでジャンパーとして強いという部分がありますが、それ以外の細かいスキルのレベルが高く、多少乱れたキャッチでも安定したデリバリーをし続けられるというのは重要なポイントです。
守備でも、ジャンプして競り合うだけでなく、モールで間を割っていったり、球出しへプレッシャーをかけてスローボールにさせたりと大きな存在感を見せます。

今回はお互いに2m級のジャンパーを2人ずつ揃えると言う大迫力のラインアウトが見られますが、その中でもルアンの活躍に期待ですね。

◆スクラムの注目選手

1.海士広大
172㎝102㎏とスピアーズのプロップ陣で最小・最軽量にも関わらず、強靭な身体とワークレートで全試合で先発出場しています。
もちろんスクラムも強くて、ここまでの試合でも海士側から押していったシーンも多く見られました。

また、この試合の対面の山下選手とは、昨年末の練習試合ではスクラムで激しいバトルを繰り広げた場面もあり、そこも注目したいです(笑)

 

 

今週のファンサービス

「感謝の気持ちを、試合を通して伝えたい」という事で、母の日限定の特別ユニフォームで試合に臨みます。

また、母の日限定の特別グッズの販売も行います。

皆様は、何かしましたか?
私は、無難に花とメッセージカードを送っておきました。

このようなイベントは今までやった事がなく、様々な層へのアピールとしても画期的な事だと思うので嬉しいですね。

最後に

今回は、Jsports1、Jsportsオンデマンド、日テレ(関東地域のみ)で生中継です。
地上波での放送は珍しいので、普段見ない方にも見てもらえたらいいなーと思います。

そして、遠征ですがメンバー外の選手も現地へ応援に行きます。
クラブハウスからバスで片道約4時間の旅です。果たして渋滞は大丈夫なのか…。
現地でメンバーへパワーを送ります👍

◎現地へ来られるオレンジアーミーの方へ
使用するジャージは2ndでネイビーですが、引き続き #オレンジでいこう という事で、今期配布したベースボールシャツやレプリカTシャツ、また手持ちのオレンジのTシャツ等を着てきて頂けると嬉しいです。

過去の試合の注目選手はこちら

過去の試合に向けての記事ですが、出場する選手がどんな人かわかると今週の試合でも楽しめると思います👍
今週のメンバーは今回を含めると全員が登場していますので是非お読みください!

第1節 vs 宗像サニックスブルース(海士広大、デービッドブルブリング、末永健雄、金秀隆)
第2節 vs 東芝ブレイブルーパス(マルコムマークス、ルアンボタ、トゥパフィナウ)
第3節 vs NTTコミュニケーションズシャイニングアークス(青木祐樹、バツベイシオネ、岸岡智樹、ライアンクロッティ、堀部直壮、ファウルアマキシ、谷口和洋、永富晨太郎)
第4節 vsホンダヒート(松波昭哉、山﨑洋之、松井丈典、土谷深浩)
第5節 vs三菱重工相模原ダイナボアーズ (山本剣士、立川理道)
第6節 vsサントリーサンゴリアス (井上大介、杉本博昭、藤原忍)
第7節 vsトヨタ自動車ヴェルブリッツ(バーナード・フォーリー、北川賢吾、岡田一平)

PO2回戦 vsヤマハ発動機ジュビロ(ピーター・ラピース・ラブスカフニ、タウモハパイ・ホネティ、ゲラード・ファンデンヒーファー)

今回は以上です。

最後まで読んで頂きありがとうございます。
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