下記、質問への回答です。
先日のトヨタ戦(ラグビーTL20-21第7節)でラピース選手が立て続けに2度もノットロールアウェイをやってしまったのが不思議でした。
ゴール前の緊迫した状況で、ノットリリースザボール等の反則は思わずしてしまうのもわかりますが、ノットロールアウェイはラックから離れるだけ、あるいは動けない状態であれば、レフリーへのアピールなどできるのではと考えてしまいます。
ラックの中ってそう簡単には動けないんでしょうか?
あるいは、相手選手のスキルで反則させられるとか?この試合に限らずラックの中ってどうなっているのか知りたいです!
目次
自分では大丈夫だと思っていたのか?それともミスだったのか?
ペナルティを判定するのはレフリーなので、多少の誤差はあります。
その為、ギリギリのプレーで「これは取らないかな?」とチャレンジしてしまう場面もあると言えばあります。
本当の所は本人にしかわかりませんが、考えられるのは下記3つくらいかなと思います。
①少しカッとして必要ないところで行きすぎてしまった
②反則を取られないだろうという判断で少し球出しを遅らせようとしたのか?
③単純に挟まれて動けなかったのか?
色々推測はできますね。
しかし、どんな状況であれレフリーの判断で反則であれば笛を吹かれます。
①少しカッとして必要ないところで行きすぎてしまった
ラグビーですので、展開によっては上手くいっていない自分(達)に対してだったり、挑発してきた相手に対してだったり、レフリーだったりにイライラしてしまう事はあります。
このような状態でいる事を「Red Head」と言いますが、一時的にそういう状態になってしまい冷静な判断ができなくなっていたのかもしれません。
②反則を取られないという判断で少し球出しを遅らせようとした
この直前のスクラムで、3.山本選手がシンビンとなり1人少ない状況でした。
その為、人数が少ない中で少しでも時間が稼げれば有利になる事から、球出しが遅くなればいいと考えていつもよりロールアウェイの動作の動き出しが遅くなったという事があるかもしれません。
③単純に挟まれて動けなかった
挟まれて動けない事はありますが、結果的に球出しを邪魔しているのであればタックラーのロールアウェイの義務を果たしていないのでペナルティです。
数年前は、わざと押さえ込んでロールアウェイをさせないようにして反則を誘う事も多く見られましたが、最近はそれは取らないように変わってきました。
レフリーも「それはわざとおさえてるよ!」等、説明している声もマイクに入ってきますね。
ただ、その状況でどう笛を吹くのかはレフリー次第なので、タックラーは速やかにロールアウェイするのが基本です。
補足
ラックの中は、昔の話で語られるように「殴ったり蹴ったり」という事はありませんが、掴んで動けないようにしたりはよくあります。
ただ、本当に潰されてて苦しい時や、変な体勢で挟まって痛い時等は、そのアピールができれば大抵はどいてくれますし、それでも上に乗ってる選手が動けない場合は「ごめん、オレも動けないわ」と会話したりしている事もあります。
まとめ
以上3点あげてみました。
他にも要因はあるかもしれませんが、その辺りも「こういう感じでやっちゃったんじゃない?」等、予想しても良いかもしれないです。
負けたら終わりのトーナメントであるプレーオフでは、ペナルティが命取りになるので気を付けていきたいですね。
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今回は以上です。
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