ラグビーリーグワン クボタスピアーズ船橋東京ベイ アシスタントコーチの今野です。
下記の質問を頂いたので、回答を書いていきます。
ある試合を見ていて「セカンドマンレース」という選手の声が聞こえてきました。
どういう意味か教えてください。
1.セカンドマンとは
文字通り2番目の選手です。
アタック側で言えば、ボールキャリアーが一人目なので最初にサポートにくる選手。
ディフェンス側なら、タックラーの次に来る選手になります。
2.レースとは
単純にその接点、密集に入る場面での相手との競争という事です。
3.なんでそこの競争が必要なのか？
ラグビーはスペースをアタックしていく事でトライを狙います。
強い選手がぶつかったり、パスを繋いだり、キックをするのもスペースを作り出したり、既にあるスペースにボールを運んでいく事を狙っています。
効果的にスペースを作る、スペースにボールを運ぶと言ってイメージしやすいのは、こんな感じかと思います。
①相手に自分たちよりも人数をかけさせる（それによって数的優位＝スペースが生まれる）
②ボールが密集から出るまでにかかる時間をコントロールする（＝密集からの球出しを速くする）
4.セカンドマンレースに勝つと・・・
セカンドマンレースに勝つとどうなるか？
アタック・ディフェンスそれぞれの視点で言うと下記の通りです。
アタック：早いタイミングでSHが投げやすいボールを供給できる。
ディフェンス：ターンオーバーを狙う（ジャッカル）。人数をかけさせたり球出しのタイミングを遅らせる事で次のフェイズが楽になる。
DF側（ハルミチ）がレースに勝っている
まとめ
セカンドマンレースとはキャリアー、タックラーの次に接点に来る選手たちの事です。
ここのレースが試合の展開に大きく影響を及ぼします。
次の観戦の際はその辺りに注目してみてください。
以上
ありがとうございました。
