クボタスピアーズ注目選手 vsNTTコミュニケーションズシャイニングアークス / ラグビー　トップリーグ20-21 第3節

2021年3月6日(土)　vsNTTコミュニケーションズシャイニングアークス　12:00K.O　@江戸川陸上競技場

トップリーグ開幕から連勝で迎えた第３節。
TOKYO-BAYダービーとなるNTTコミュニケーションズシャイニングアークス(以下NTTcom）との試合は、今年からホームグラウンドとなった江戸川陸上競技場での開催となります。

NTTcomは浦安に立派なクラブハウス＆グラウンドがありますが、移転前はクボタスピアーズ本拠地から車で５分程の所にあったので、昔から練習試合などでよく戦っている仲です。

また、両チームの多くの外国人選手が近所に住んでいる事から、選手同士の交流も深い地元チーム同士の対戦となります。

では、注目選手の紹介に参りましょう。

※いつも通り今野個人の勝手なおすすめです！
スピアーズ公式と被っていても気にせず好きに書いちゃってますので、ご了承ください！

前の試合からの入れ替え

スピアーズは過去２戦全く同じメンバーで戦ってきましたが、今週は何人かメンバーの入れ替えがありました。

先発が４人変更（リザーブから先発へ）となり、リザーブには４人が今期初めてメンバー入りしました。
出場すればトップリーグデビューの選手もいます。

多いですが今回は8名の選手を紹介します！

4.青木 祐樹

チーム唯一の千葉県出身。

188㎝と、南ア人ロックコンビに比べると小さいですが、スピード・ワークレートでは負けてません。
先週の東芝戦では途中出場からばっちりジャッカルを決めて存在感を示しました。

泥臭いプレーが売りと自認するメンバーで「どぜう会」を結成。
しかし、実はギャップをついたラン、そこからのオフロードパス、間合いが詰まった場面でのクイックパスなど華麗なプレーも得意なのです。

今週はトライしちゃうんじゃないかな？

↑　ジャッカルを決めてみんなに褒められる青木

８．バツベイ　シオネ

チーム最年長　驚異の37歳。
パナソニック(三洋電機)、豊田自動織機を経て、クボタに加入３年目。
日本代表、7人制日本代表でも活躍。

すごく気さくで、とても面倒見が良い選手です。
私が大学生の時に、７人制代表候補合宿に参加した時に初めて会い、緊張していた所に声をかけてくれました。

そして、クボタ加入時に10年振りくらいに会ったのに、「あの時一緒にやったよね！」と覚えていてくれたのは感動しました。

先輩だけど、年齢が近いベテランメンバー同士なので、よく一緒に「今日身体どう？大丈夫？」と確認しあっていますが、彼は痛いと言っていても結局バチバチ当てに行きます。

試合では、ボールを持ってゴリゴリ行くところに注目して欲しいです！

↑　1月のNTTcomとの練習試合ではチーム1stトライを決めました

10．岸岡 智樹

開幕から２試合は途中出場で、落ち着いてゲームを締めてきましたが、今回はスタートからの登場です。

短い時間でも見せ場を作る男なので、試合開始からどんな事をやってくれるのか楽しみですね！

キシは自分で話したり書いたりするだろうからプレーの事はナシ！笑

↑　東芝戦でも冷静に最後蹴りだしました

12．ライアン・クロッティ

クロッツはスーパーラグビー・クルセイダーズで150cap、オールブラックスで48capと、皆さんご存じのスターなのでそんなに触れなくても良いかな？

今期はまだあまりプレータイムは多くありませんでしたが、出てきたら必ずインパクトを残してくれるし、チームを落ち着かせてくれます。

プレーだけでなく、人間性も素晴らしいです。
しかし、この落ち着きで年下という…（まぁ今はほぼみんなそうですが）

もし初先発のキシが多少焦るような場面があっても、隣にクロッツがいるので大丈夫だろうなという安心感があります。

↑　東芝戦でリーチ選手をインゴールに戻したのは圧巻でした

19．堀部 直壮

ルーキーの「ほりべ　なおあき」です。
入ってきた時は「直壮」が読めなくて調べました(笑)

出場するとスリュン、キシに続いてルーキー３人目のデビューとなります。

堀部選手は、筑紫高校➡同志社大学を経てスピアーズに加入しました。
一緒に入ってきたウイングの山﨑選手とは高校の同級生です。

加入して間もなく１年が経つものの、普段はまだ少し遠慮がちかな？という印象です。
しかし、ラグビーではしっかり自己主張したプレーをしてくれます。
特に接点の部分では、意外と？激しいので注目してほしいです。

また、ジャンパーとしてもかなり良いものを持っています。
最近出場した試合では、ちょくちょくターンオーバーも決めるなど、DF面での貢献が素晴らしいです。

初トップリーグでどんなプレーをしてくれるのか楽しみです。

 
左 : 良いプレッシャーをかけたラインアウトDF　/　右 : 実は一緒に写ってた写真

20．ファウルア マキシ

ここまでルアが出れていなかったと言うのが、スピアーズの戦力が充実しているなという事を表していると思います。

試合に出場できない中でも、過去数週間、ノンメンバー（スピアーズではBOLTSと呼んでいます）として、率先して声を出し、激しいプレーでメンバーにプレッシャーをかけ続けていました。
そして、先週はBOLTSメンバーのMVPを獲得➡今週のメンバー入りという事で、良い流れできています。

ルアは、今まで会ったトンガ出身者の中で一番日本語が上手いです。
日常生活での会話はもちろん、天理大学で培った関西弁を駆使して、日本人選手と外国人選手を上手く繋いだりもしてくれています。

注目してもらいたいプレーは、スピードです。
ボールキャリーでもタックルでも、接点に向かうスピードがすごいです。
また、巨体ながら単純なランニングスピードもあるので、躍動感を感じて欲しいですね。

↑　左:普段はこんな優しそう　/　右:ジャンパーとしても活躍

21．谷口 和洋

チームで一番身長が低く、体重も軽いカズ（164㎝、73㎏）。
しかし、それを活かしたちょこまかとした動き、小さいスペースを突くキレキレのステップ、テンポの速い球さばきは必見です。
途中から出てくる事が多いですが、常に流れを変える働き、インパクトを残しています。

私は、スピアーズアカデミーでコーチをしていて、よく中学生から「身体が小さいのですが…」というような相談・質問も受ける事がありますが、そーゆー選手は、カズのプレーを見て欲しいですね！

小さくても関係なくガツガツやってます！

上述の通り、ステップは本当にキレキレで、何度簡単にかわされたかわかりません。
練習中タッチフット等で対面にいたら本当に「嫌だなー」と思います…。

プライベートでは釣りが好きで、時々松波選手と千葉県の南の方へ行っているようです。
最近は寒すぎて休止していて、自宅でネットフリックスを見ている事が多いそうです。

左：オフロードパスに身体の大きさは関係ない　右：今週も華麗なランを見せてくれるか？！

22．永富 晨太郎

東福岡 ➡ 同志社大学を経てスピアーズに加入して２年目。
出場すればトップリーグデビューとなります。
同期の、古賀、岩佐両選手とは高校の同級生です。

また、この試合NTTcomの10番の前田土芽選手（筑波大出身！）とは、
高校代表、U20ではセンターコンビを組んでいたそうです。

パスもキックも上手いですが、今年の練習試合では３人引き摺りながらトライをする等、
パワフルなランも魅力です。
途中出場で、大きなインパクトを残してくれる事を期待してください！

プライベートではインドア派で、大好きなゲームをずっとやっているようで、寮に帰ると、他の寮生が彼の姿を見る事はほとんどないらしいです…。

まとめ

少し多くなりましたが、以上が第３節における今野のおすすめです！
皆さんのお気に入りの選手に加えて注目してみてもらえたら嬉しいです。

少し天気予報は怪しいですが、雨具の上からベースボールシャツを着て、またスタンドをオレンジで染めて下さい！

スタンドがチームカラーで染まっているのは、ファンの方が考えている以上に力になるし、とても嬉しいです！

今回は、ノンメンバーも全員会場に行くので、皆様の事をお待ちしています！

以上
ありがとうございました！
（写真：クボタスピアーズ福島カメラマン撮影）

過去の試合の注目選手

トップリーグ第１節　vs宗像サニックスブルース
トップリーグ第２節　vs東芝ブレイブルーパス

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